私を鬱に追い込んだ社長

日付:2016/02/18 カテゴリ:人間関係 体験談

【私を鬱に追い込んだ社長】
「俺が間違ってたら言えよ?」
そう言えるこの社長は素晴らしい!
最初はそう思っていました。

10年前、私はうつ病になりました。
理由は上司からのパワハラでした。

「強い組織を作るには教育が大事!」
「テクニックじゃなく人間性を教える」

情に熱く有能なその社長に惚れ込んで
一緒に働くようになりました。

恋愛と同じで
一緒に過ごすと別の側面が見えてきます。

その社長の意外なクセは
『 教える時に罵る 』でした。

—-

「俺が間違ってたら言えよ?」
→「確認です、ここは◯◯じゃないんですか?」

「お前はわかってない!バカだ」
そこから長時間のマシンガントーク

この時の本人の自覚は
『正しい答えを教えてやっている』です。

また、ある時
「価値観は人それぞれ、違って良い」
→「私はこういう価値観があります」

「お前はレベルが低いからそう思うんだ」
「常識では△△だ、今まで何を考えてきたんだ」
「経営者のマインドになったとき意味がわかるよ」

この時も本人は
『正しい答えを教えてやっている』です。

当時の私は
気づいたら叱られていて
何が起きているかわかりませんでした。

もちろん当時の私はかなり未熟で
そのくせに傲慢だったので
上司が怒るのも仕方ないと思います。

でも、だとしても
教える時に罵る必要はないのです。

それが何度も続き
相手もイライラ
私もおどおど
心が弱りミスが増え

うつ病になるのに
半年もかかりませんでした。

「いやいや、別に欠点を指摘してるわけじゃない」
「欠点を指摘せず教えるなんて出来ない」
「出来たとしても効率が悪すぎる」

もしそう思う人がいるなら
危ないかもしれません。

「教育しているつもり」で
「相手をやっつけている」可能性があります。

それでも部下は分かった上で
あなたを信じて付き合ってくれています。

笑顔をふりまいて
キビキビ動いて期待に応えようとしています。

たまにそういう職場があるんです
部下が『妙に』キビキビ、ハキハキしている職場。

それって恐怖政治だったりします。
ある瞬間からポキっと折れることがあります。

部下はみんなわかっています。
知らないのはトップだけ。

私もすぐ独善的になるクセがあります。
だからこそ
「自分は独善的になっていないか?」
と自分によく質問します。

自分だけがわかってないって怖いですからね。

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