【私を鬱に追い込んだ社長】
「俺が間違ってたら言えよ?」
そう言えるこの社長は素晴らしい!
最初はそう思っていました。
10年前、私はうつ病になりました。
理由は上司からのパワハラでした。
「強い組織を作るには教育が大事!」
「テクニックじゃなく人間性を教える」
情に熱く有能なその社長に惚れ込んで
一緒に働くようになりました。
恋愛と同じで
一緒に過ごすと別の側面が見えてきます。
その社長の意外なクセは
『 教える時に罵る 』でした。
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「俺が間違ってたら言えよ?」
→「確認です、ここは◯◯じゃないんですか?」
「お前はわかってない!バカだ」
そこから長時間のマシンガントーク
この時の本人の自覚は
『正しい答えを教えてやっている』です。
また、ある時
「価値観は人それぞれ、違って良い」
→「私はこういう価値観があります」
「お前はレベルが低いからそう思うんだ」
「常識では△△だ、今まで何を考えてきたんだ」
「経営者のマインドになったとき意味がわかるよ」
この時も本人は
『正しい答えを教えてやっている』です。
当時の私は
気づいたら叱られていて
何が起きているかわかりませんでした。
もちろん当時の私はかなり未熟で
そのくせに傲慢だったので
上司が怒るのも仕方ないと思います。
でも、だとしても
教える時に罵る必要はないのです。
それが何度も続き
相手もイライラ
私もおどおど
心が弱りミスが増え
うつ病になるのに
半年もかかりませんでした。
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「いやいや、別に欠点を指摘してるわけじゃない」
「欠点を指摘せず教えるなんて出来ない」
「出来たとしても効率が悪すぎる」
もしそう思う人がいるなら
危ないかもしれません。
「教育しているつもり」で
「相手をやっつけている」可能性があります。
それでも部下は分かった上で
あなたを信じて付き合ってくれています。
笑顔をふりまいて
キビキビ動いて期待に応えようとしています。
たまにそういう職場があるんです
部下が『妙に』キビキビ、ハキハキしている職場。
それって恐怖政治だったりします。
ある瞬間からポキっと折れることがあります。
部下はみんなわかっています。
知らないのはトップだけ。
私もすぐ独善的になるクセがあります。
だからこそ
「自分は独善的になっていないか?」
と自分によく質問します。
自分だけがわかってないって怖いですからね。